今回は四万温泉積善館

 

しばらく前、四万温泉の積善館に行ってきました。

 

千と千尋の神隠しのモデルになった・・。」という枕詞はもう、

20年近く使われただろうか・・。 

 

佳松亭、山荘は高級すぎて泊まれない。なので、爺は本館専門。

 

いいお湯にはいれればそれでよし。

 

ナトリウム・カルシウム 塩化物硫酸塩泉。

(特に、元禄の湯の、湯の香り、うっとりするくらい、いいんよ。)

 

ナトリウム・カルシウム 塩化物硫酸塩泉とはどんなお湯と問われたら、

爺、四万温泉の湯!と答えます。

 

爺、昔人だから、ナトリ・・。なにがし、より、

芒硝泉の方がしっくりくるんだけどな。

 

正面の建物、ベージュ色の1階が「元禄の湯」

内部の写真はありません。HP等を参照してください。

 

四万温泉草津の直し湯とされたそうです。

若い頃、草津温泉、大好きでした。「温泉とは草津温泉のことである。」

くらいに思っていました。でもね~、年取ると、きついんよ。草津温泉

 

強酸性だし、共同浴場の泉温はどこも高いし・・。でも、

草津温泉とは共同浴場のことである。」くらいに思ってました。

 

しかし、「時間湯(泉温48度越え!)」なんて無理!

脳卒中になったらどうすんの? と、昔の若者(ばかもの)だった、

爺は思っていました。

 

しかし、そこには経験から導かれた、切実な民間療法

がありました。

 

四万温泉積善館に戻ります。

 

コロナ禍以前は、館主による館内ツアーというのがありました。

館内の案内はもちろんですが、館主が強調されたのは、「湯治の文化」

そして、草津の「療法」についてだと記憶しています。

 

 

 

 

昔の白黒の写真を示され、館主は

「写真の中に、おばあさんが見えますね、

ここ(四万)までおぶって、きたのですね。」と、

当時は、病院に行くことなどなく、病に対する民間の療法は

「湯治」しかなかったことを取り上げられ、

ことに、草津温泉の皮膚病患者、

すなわち、ライ病、ハンセン病のことを紹介されました。

 

タンパク質は42度以上の高温には耐えられません。

だから、時間湯によって、皮膚の表面の温度を42度を越える高温に晒し、

命がけの治療が行われたとのことでした。

 

今、何かと人気の草津!標高も高いので、涼しい。

アナザーサイドの草津。いいかも。

 

あ、今回、四万温泉だった!

爺、て~げ~さぁ~。